コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

菓子屋 カシヤ

2件 の用語解説(菓子屋の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

かし‐や〔クワシ‐〕【菓子屋】

菓子を製造・販売する店。また、その職業。

出典|小学館
デジタル大辞泉について | 情報 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

菓子屋
かしや

菓子を製造・販売する店。中世末の16世紀に自家製の餅(もち)や粽(ちまき)、まんじゅうを小売りする干見世(ほしみせ)や振り売りの販女(ひさぎめ)がいた。近世の17世紀からは種々の干菓子(ひがし)・羊かん・まんじゅう・うどん・そば切りなどを製造する職人の菓子師が自家製品を小売りした。そのころ、専門職人の餅師・煎餅(せんべい)師・飴(あめ)師などがいたが、やがて菓子屋に統合され、種々の和菓子を製造・販売するようになり、うどん・そば切りは切り離され別の営業となった。菓子屋は菓子師の開いた店であり、京をはじめ各地の都市にできてきた。18世紀には上菓子屋と雑菓子(駄菓子)屋に分かれ、村落にも小売りの菓子屋がみられた。大きな菓子屋では菓子細工職・菓子杜氏(とじ)・饅頭(まんじゅう)杜氏などの手間取りを抱えて、卸売りを兼ねるものや、小売りだけのものが現れた。
 近代になって、洋菓子の製造・販売を兼ねる菓子屋もあったが、洋菓子の普及につれて、和菓子屋と洋菓子屋とは分離し、自家で製造・販売するものよりも、菓子問屋から仕入れて小売りするほうが多くなった。和菓子・洋菓子の職人や職工は問屋の支配下に置かれてきた。機械化は和菓子より洋菓子のほうがはるかに進み、和菓子屋よりも洋菓子屋のほうが盛んとなっている。[遠藤元男]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

今日のキーワード

エンゲルの法則

家計の総消費支出に占める飲食費の割合 (エンゲル係数 Engel coefficientと呼ぶ) は,所得水準が高く,したがって総消費支出が大きいほど低下するというもの。エンゲル係数は国民の消費生活面...

続きを読む

コトバンク for iPhone

菓子屋の関連情報