枉駕(読み)オウガ

デジタル大辞泉 「枉駕」の意味・読み・例文・類語

おう‐が〔ワウ‐〕【××駕】

《乗り物の方向をわざわざ変えて訪ねて来る意から》相手来訪を敬っていう語。枉車おうしゃ枉顧おうこ。「御枉駕の栄を得たく」
[類語]光臨光来来駕来車来臨

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精選版 日本国語大辞典 「枉駕」の意味・読み・例文・類語

おう‐がワウ‥【枉駕】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「枉」は曲げる意 ) わざわざ乗り物の方向を変えて来ること。相手の来訪を尊んでいう語。御来駕。枉顧枉車
    1. [初出の実例]「都督枉駕、良久談話」(出典:小右記‐寛弘二年(1005)二月一七日)
    2. [その他の文献]〔蜀志‐諸葛亮伝〕

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普及版 字通 「枉駕」の読み・字形・画数・意味

【枉駕】おう(わう)が

貴人が自ら訪れる。〔三国志、蜀、諸亮伝〕徐庶~先劉備)に謂ひて曰く、は臥なり。~將軍宜しく駕を枉(ま)げて之れをみるべしと。

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