柏木Ｂ遺跡（読み）かしわぎびーいせき

日本歴史地名大系 「柏木Ｂ遺跡」の解説

柏木Ｂ遺跡
かしわぎびーいせき

[現在地名]恵庭市柏木町

茂漁（もいざり）川の河口から上流約四キロの左岸、標高約六〇メートルの段丘上に立地する縄文時代早期から続縄文時代の集落と墓地を中心とする遺跡。昭和五二年（一九七七）から同五五年に発掘調査が行われた。おもな遺構は縄文前期末の竪穴住居跡と同後期後葉の環状土籬、同後期末の群集墓などである。竪穴住居跡の埋土からは石狩低地帯を中心に分布する大麻V式土器と、東北地方北部の円筒土器下層d式土器とが混在して出土している。

コトバンクでは本文の一部を掲載しています。ジャパンナレッジをご利用いただくとすべての情報をご覧になれます。→ジャパンナレッジのご案内

出典　平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について　情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

AppStore

コトバンク for Android

GooglePlay