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蔵王国定公園(読み)ざおうこくていこうえん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

蔵王国定公園
ざおうこくていこうえん

宮城県山形県に広がる自然公園。面積 396.35km2。1963年指定。熊野岳(1841m)を最高峰に,北は面白山(1264m)から南は不忘山(1705m)南麓の長老湖までを含むが,地形的に南北に分かれている。熊野岳を主峰とする蔵王山の火山地形美と展望,冬の樹氷はみごとで,五色岳(1674m),御釜(火口湖)も有名。北蔵王東側のカルデラと稜線部はハイマツ,高山植物群落に覆われているが,刈田岳から南蔵王にかけてはアオモリトドマツオオシラビソ)の林があり,南蔵王のブナ平付近ではブナ林がある。冬季のスキー,初夏から秋まで楽しめる登山,ドライブにより,観光客が急増した。蔵王道路(エコーライン)が蔵王温泉から青根温泉のそばまで通じ,宮城県側の青根温泉,峩々温泉遠刈田温泉,山形県側の蔵王温泉が観光基地。不忘山,屏風岳(1825m),杉ヶ峰(1745m)などの南蔵王の開発は遅れていたが,近年スキー場,ユースホステルなどの設備が整えられた。

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百科事典マイペディアの解説

蔵王国定公園【ざおうこくていこうえん】

宮城・山形2県にまたがる国定公園。面積396.35km2。1963年指定。北は面白山火山群,南は不忘山南麓の長老湖までを含み,火山景観が変化に富む。中心は蔵王山で,高山植物,樹氷が美しく,スキー場が多い。北部にV字谷で有名な二口峡谷山寺立石(りっしゃく)寺がある。周辺に温泉が散在し観光基地となり,山形県上山(かみのやま)市と宮城県蔵王町を結ぶ蔵王道路(蔵王エコーライン)が通じる。
→関連項目川崎[町]蔵王[町]蔵王[温泉]宮城[県]山寺

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大辞林 第三版の解説

ざおうこくていこうえん【蔵王国定公園】

宮城・山形両県の県境、蔵王山を中心とする国定公園。火山景観・温泉・スキー場などで知られる。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔宮城県(山形県)〕蔵王国定公園(ざおうこくていこうえん)


東北地方南部の国定公園。山形・宮城両県の県境に位置する蔵王山を中心とした山岳部が中心。面積3万9635ha。1963年(昭和38)指定。火口丘や火口湖など変化に富んだ火山景観が特徴。冬の樹氷も名高い。冬はスキー、夏は登山の好適地。山岳有料道路の蔵王エコーラインは公園域を結ぶ観光道路。蔵王温泉・峩々(がが)温泉・青根(あおね)温泉などの温泉、北部には山寺の名で知られる立石(りっしゃく)寺(国の名勝・史跡)がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

蔵王国定公園
ざおうこくていこうえん

山形、宮城の両県にまたがる蔵王山を中心とした国定公園。1963年(昭和38)指定。面積396.35平方キロメートル。北は面白(おもしろ)山から雁戸(がんど)山、熊野岳、地蔵山、刈田(かった)岳などのいわゆる北蔵王を経て、南は屏風(びょうぶ)岳から不忘(ふぼう)山の山麓(さんろく)まで南北約36キロメートル、東西約20キロメートルにわたる。最高峰熊野岳(1841メートル)を中心とする一帯は火口湖の御釜(おかま)と中央火口丘の五色岳、馬ノ背、刈田岳などの外輪山よりなり、植生も少ない。一方、南蔵王や地蔵岳一帯の標高1350メートルの山腹から山稜(さんりょう)にかけてはアオモリトドマツなどの亜高山性針葉樹林に覆われ、とくに西斜面のアオモリトドマツには冬季には世界的に有名な樹氷が形成される。蔵王エコーラインの開通後は、蔵王温泉を中心として蔵王スキー場などの観光開発が進んだ。北端には芭蕉(ばしょう)の句「閑(しず)かさや岩にしみ入る蝉(せみ)の声」で知られる山寺立石寺(りっしゃくじ)(国の名勝・史跡)がある。このほか公園域には、北部に名取川上流の姉滝、磐司(ばんじ)岩、南部に室原(むろはら)川の不動滝などがあり、蔵王山東麓には峩々(がが)温泉、青根(あおね)温泉がある。[中川 重]

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