デジタル大辞泉 「桃仁」の意味・読み・例文・類語 とう‐にん〔タウ‐〕【桃▽仁】 桃の種子。漢方で鎮痛・月経不順薬などに用いる。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「桃仁」の意味・読み・例文・類語 とう‐にんタウ‥【桃仁】 〘 名詞 〙 桃(もも)の種子。薬用として特に漢方で使われ、浄血薬として月経不順、下腹部滞痛などに用いる。〔日葡辞書(1603‐04)〕[初出の実例]「らく馬していたむ時、桃仁(タウニン)をくだき酒にひたし付べし」(出典:子孫鑑(1667か)下)[その他の文献]〔仇池筆記‐王翊夢鹿〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典 「桃仁」の解説 とうにん【桃仁】 漢方薬に用いる生薬(しょうやく)の一つ。バラ科モモ、またはノモモの種子を乾燥させたもの。血行を整え、消炎、鎮痛、鎮咳(ちんがい)、緩下(かんげ)などの作用がある。おもに婦人病に用いることが多い。更年期障害、月経困難、子宮筋腫(きんしゅ)に効く桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)、月経痛、不妊症に効く折衝飲(せっしょういん)、月経不順、月経困難、更年期障害、腰痛、湿疹(しっしん)に効く桃核承気湯(とうかくじょうきとう)などに含まれる。 出典 講談社漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「桃仁」の意味・わかりやすい解説 桃仁とうにん →モモ 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の桃仁の言及 【漢方薬】より …(e)附子 致死毒性のほか,熱感,ほてり,発汗。(f)杏仁(きようにん),桃仁 含有成分のアミグダリンは消化管内で青酸を遊離するので,多量では青酸中毒による致死毒性を示す。(3)誤治と瞑眩(めんげん) 誤治とは,漢方の治療原則に従わずに薬物を用いたことによる病状の悪化を意味する。… ※「桃仁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by