デジタル大辞泉 「桃栗三年柿八年」の意味・読み・例文・類語 桃もも栗くり三年さんねん柿かき八年はちねん 桃と栗とは、芽生えのときから3年、柿は8年たてば実を結ぶということ。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「桃栗三年柿八年」の意味・読み・例文・類語 もも【桃】 栗(くり)三年(さんねん)柿(かき)八年(はちねん) 桃と栗は芽生えてから三年、柿は芽生えてから八年で実を結ぶということ。この下に「梅は酸い酸い十三年」「柚(ゆず)は九年の花盛り」「枇杷(びわ)は九年でなりかねる」「枇杷は九年で登りかねる梅は酸い酸い十三年」などの句をつけたりする。[初出の実例]「桃栗(モモクリ)三年柿(カキ)八年人の命は五十年夢の浮世にささのであそべ」(出典:評判記・役者評判蚰蜒(1674)秋田彦三郎) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
ことわざを知る辞典 「桃栗三年柿八年」の解説 桃栗三年柿八年 桃と栗は芽生えてから三年、柿は八年で実を結ぶ。また、何事にも成就するまでに相応の年数がかかることのたとえ。 [使用例] 桃栗三年柿八年というような、言い古した言葉の中にも、ものを育てる人のあせりのない気持ちや自信が、何気なく籠められているように、私には思われるのである[永井龍男*カレンダーの余白|1965] [解説] この後に「梅は酸いとて十三年」「柚ゆずは九年の花盛り」「枇び杷わは九年でなりかねる」などと続けることもあります。尺八の「首振り三年ころ八年」や絵画の「ぽつぽつ三年波八年」は、この表現を応用し、比較的短い年数で技能を習得できるものを三年、長くかかるものを八年としたものと思われます。中国にも古くから「桃三杏四梅十二」などの表現があり、異形も多くあります。 出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報