事典 日本の地域ブランド・名産品 「桐下駄」の解説
桐下駄[木工]
きりげた
下水内郡栄村で製作されている。長野県と新潟県の県境にある栄村一帯は全国有数の豪雪地帯で、軽くて固い良質な北越桐の生産地として有名。雪国の厳しい条件下で育つ桐は、箪笥材や下駄材として優れる。そのため栄村ではおよそ100年にわたり下駄の生産が続けられてきた。履き心地のよさに定評がある。長野県伝統的工芸品。
桐下駄[木工]
きりげた
成田市で製作されている。成田山新勝寺や東勝寺宗吾霊堂の僧侶が履く堂島と呼ばれる下駄で知られる。また、七五三用のポックリなどには透かし彫りの装飾がほどこされる。千葉県伝統的工芸品。
桐下駄[木工]
きりげた
喜多郡内子町で製作されている。内子町で製造される桐下駄は、明治時代末期頃から昭和時代初期にかけ発展した。そりと呼ばれる下駄の湾曲が左右にも入っているのが特徴。愛媛県伝統的特産品。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報