桑折西山城跡(読み)こおりにしやまじょうあと

国指定史跡ガイドの解説

こおりにしやまじょうあと【桑折西山城跡】


福島県伊達郡桑折町万正寺にある、12世紀から16世紀にかけての伊達氏居城跡。とくに戦国大名伊達稙宗(たねむね)の根城として有名で、標高193mの高舘山(たかだてやま)を中心に築造され、高舘・中舘・西舘からなる東西約1.8km、南北約1kmの複郭式の平山城で、駿河舘、常陸舘をともなった巨大な城郭だった。1189年(文治5)、奥州合戦の功により伊達郡を拝領した中村念西(ねんさい)(伊達家初代)の居城として伝承されており、9代伊達大膳大夫政宗が1400~1402年(応永7~9)にかけて上杉禅秀の攻撃をしのいだ「赤舘(あかだて)」もこの西山城とみられている。この城を根拠地として、14代伊達稙宗は、1522年(大永2)、奥州守護・奥州探題となって戦国大名として成長していった。1542年(天文11)、稙宗と嫡子晴宗の内紛が起き、6年間の内紛を経て講和する。その結果、稙宗は丸森城に隠居、晴宗は家督を継ぎ米沢城へ移り、西山城は廃城となった。1990年(平成2)、国指定史跡となる。現在は石塁、空堀、化粧坂などが残る。JR東北本線桑折駅から徒歩約20分。

出典 講談社国指定史跡ガイドについて 情報

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