日本歴史地名大系 「梶並神社」の解説 梶並神社かじなみじんじや 岡山県:勝田郡勝田町中谷村梶並神社[現在地名]勝田町梶並梶並川と支流東谷(ひがしだに)川の合流域に鎮座。誉田別尊・玉依姫命などを祭神とする旧郷社。梶並八幡神社ともいう。縁起(美作国神社資料)によると推古天皇一五年の創建、のち行基が薬師仏を安置して神宮寺とする。古くは香美(かがみ)宮といわれた。天慶三年(九四〇)山城石清水(いわしみず)八幡宮を勧請しこの時より宮所を武男山という。同五年梶並庄二五町歩が神領となる。建武年中(一三三四―三八)に炎上。承応二年(一六五三)津山藩主森長継が社殿を造営。「東作誌」には八幡宮とあり、梶並一〇ヵ村の氏神という。嘉永四年(一八五一)にも火災にかかり、安政三年(一八五六)に造営。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の梶並神社の言及 【勝田[町]】より …梶並川谷奥には木地屋集落があり,古い習俗が残る。また当人祭で知られる梶並神社がある。梶並川ではマスの養殖が行われ,久賀ダムは釣りの名所である。… ※「梶並神社」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by