(読み)ムク

デジタル大辞泉 「椋」の意味・読み・例文・類語

むく【×椋】

ムクノキのこと。また、その実。 実=秋》
ムクドリのこと。 秋》

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精選版 日本国語大辞典 「椋」の意味・読み・例文・類語

むく【椋】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 椋木(むくのき)、また、その実。〔十巻本和名抄(934頃)〕
    1. [初出の実例]「兼光の中納言の、しきじなりし比、むくを六つつみておこせたるに」(出典:建礼門院右京大夫集(13C前))
  3. むくどり(椋鳥)」の略。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「むれて来て栗も榎もむくの声〈沾圃〉 伴僧はしる駕のわき〈芭蕉〉」(出典:俳諧・続猿蓑(1698)上)

むく【椋】

  1. 姓氏一つ

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普及版 字通 「椋」の読み・字形・画数・意味


人名用漢字 12画

[字音] リョウ(リャウ)
[字訓] むくのき

[説文解字]

[字形] 形声
声符は京(きよう)。京に涼・諒(りょう)の声がある。〔説文六上、〔爾雅、釈木〕に「來なり」とあり、むくの木。葉は柿に似て、ものを磨くに適し、漆工に用いる。

[訓義]
1. むくのき。
2. 椋(らいりよう)は、ちしゃのき。

[古辞書の訓]
名義抄〕椋 一名カスム・シトミ/ ムク〔立〕椋 ムクノキ・ムク・カクス・カスム

[熟語]
椋樹椋鳥

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

動植物名よみかた辞典 普及版 「椋」の解説

椋 (ムクノキ・ムク)

学名Aphananthe aspera
植物。ニレ科の落葉高木,園芸植物,薬用植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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