業苦(読み)ゴウク

デジタル大辞泉 「業苦」の意味・読み・例文・類語

ごうく【業苦】[書名]

嘉村礒多短編小説。昭和3年(1928)1月、「不同調」誌に発表。昭和5年(1930)刊行の作品集「崖の下」に収録妻子を捨て駆け落ちした著者自身の生活が投影された私小説で、宇野浩二に高く評価された。

ごう‐く〔ゴフ‐〕【業苦】

仏語過去に行った悪業あくごうのために、現世で受ける苦しみ。
[補説]書名別項。→業苦

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精選版 日本国語大辞典 「業苦」の意味・読み・例文・類語

ごう‐くゴフ‥【業苦】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。前世で犯した悪業のために、現世で受ける苦しみの報い。また、その苦しみを受けること。
    1. [初出の実例]「聞此経時、離生々業苦、善根増長」(出典:大日本国法華経験記(1040‐44)下)
    2. 「忽ちに業苦(ゴウク)を離れて、天に生ずる事を得たり」(出典:源平盛衰記(14C前)九)

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普及版 字通 「業苦」の読み・字形・画数・意味

【業苦】ごうく

悪業の報い。

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