橿原宮(読み)カシハラノミヤ

日本歴史地名大系 「橿原宮」の解説

橿原宮
かしはらのみや

神武天皇皇居。「日本書紀」神武天皇即位前紀己未年三月に「夫の畝傍畝傍山、此をば宇禰縻夜摩と云ふ。東南の橿原の地は、蓋し国の墺区もなかのくしらか。みやこつく るべし」とみえ、辛酉年正月に「天皇、橿原宮に即帝位す。是歳を天皇の元年とす」とある。「古事記」神武天皇段には「畝火の白檮原かしはら宮に坐しまして、天の下治らしめしき」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

旺文社日本史事典 三訂版 「橿原宮」の解説

橿原宮
かしはらのみや

記紀による第1代神武天皇が大和を平定した後,畝傍 (うねび) 山麓に定めたとされる皇居
ここで即位した年が日本紀元の元年とされている(紀元前660年)。現在この地(奈良県橿原市)に橿原神宮があり,神武天皇を祭る。例祭は2月11日。

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