檜葉宿木(読み)ヒノキバヤドリギ

デジタル大辞泉 「檜葉宿木」の意味・読み・例文・類語

ひのきば‐やどりぎ【×檜葉宿木】

ビャクダン科半寄生性の常緑低木。ヒサカキモチノキツバキなどの樹上に生え、高さ約10センチ。幹は節が多く、鱗片りんぺん状の葉がつく。4~8月黄緑色雌花雄花とがつき、橙黄色楕円形の実を結ぶ。種子は実から飛び出すとき粘液がついていて、他の木に付着する。

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精選版 日本国語大辞典 「檜葉宿木」の意味・読み・例文・類語

ひのきば‐やどりぎ【檜葉宿木】

  1. 〘 名詞 〙 ヤドリギ科の常緑小低木。関東以西、四国九州に分布しヒサカキ・ツバキなどの常緑広葉樹に寄生する。長さ約一〇センチメートル。全体に黄緑色を帯び枝は扁平で節が多くよく分枝する。葉は小さな鱗片状で節の両側につく。雌雄同株。春から秋にかけ、花被が三裂した黄緑色の雌雄の小花が節のところに咲く。果実は橙黄色の液果で径約三ミリメートル。〔日本植物名彙(1884)〕

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