檳榔樹(読み)ビンロウジュ

デジタル大辞泉 「檳榔樹」の意味・読み・例文・類語

びんろう‐じゅ〔ビンラウ‐〕【××榔樹】

ヤシ科の常緑高木。高さ10~17メートル。幹は直立し、環紋がある。葉は羽状複葉で、幹の頂に集まってつき、その下から枝分かれした柄に雄花雌花とをつける。果実楕円形球形で、黄・橙・白色などに熟す。マレーシアの原産

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精選版 日本国語大辞典 「檳榔樹」の意味・読み・例文・類語

びんろう‐じゅビンラウ‥【檳榔樹】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ヤシ科の常緑高木。高さ一五メートル内外。葉は茎の頂に集まってつき、長さ一~一・五メートルの長楕円形で羽状に分かれる。マレーシアの原産で若芽食用にし、材を建築などに用いる。その果実は檳榔子(びんろうじ)と呼ばれ、径約三センチメートルで黄ないし赤色に熟し、薬用・染色用とするが、先住民の間ではこれを石灰とまぜてコショウ科植物キンマの葉に包んでかむ風習がある。漢名、檳榔。アレカやし。〔書言字考節用集(1717)〕
  3. びろう(檳榔)

檳榔樹の補助注記

古くはビロウと混同され、ビンロウジュと称して用いられたものは多くビロウを指す。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「檳榔樹」の解説

檳榔樹 (ビンロウジュ)

学名Areca catechu
植物。ヤシ科の常緑高木,薬用植物

檳榔樹 (ビロウジュ)

植物。ヤシ科の常緑高木,園芸植物。ビロウの別称

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