朝日日本歴史人物事典 「歌川国久(初代)」の解説
歌川国久(初代)
江戸後期の浮世絵師。初代歌川豊国の早期の門人。女性絵師との説もあるが,定説化はしていない。錦絵の作例は乏しいが,享和(1801~04)から文化(1804~18)前期にかけて,肉筆の美人画を数多く制作。美人画の様式は喜多川歌麿晩年の作風にやや近い。
(大久保純一)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報
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