デジタル大辞泉 「歩留り」の意味・読み・例文・類語 ぶ‐どまり【歩留(ま)り】 1 加工する場合の、使用原料に対する製品の出来高の比率。2 食品の原形物に対する食用可能な部分の比率。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「歩留り」の意味・わかりやすい解説 歩留りぶどまりyield rate; extraction rate 分止りとも書く。工業生産過程で,供給原料の量に対する製品量の比率,または製品として出たものの総数に対する定格合格品の比率をいう。前者の例では,含金量 100gの金鉱石を製錬して 85gの金を得たとすると,歩留りは 85%。また後者の例では,製品歯車 100個のうち合格品 97個ならば歩留り 97%で,この場合は切削などによる原材料の重量損失は考えない。いずれの場合でも,工場設計などの工業計算上歩留りの評定は大切であるし,操業中の工程では歩留りの向上に極力努力が払われる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「歩留り」の意味・わかりやすい解説 歩留りぶどまりyield 一般に犠牲に対する成果の割合をいうこともあるが、ほとんどの場合、生産・加工の際の原材料に対する製品の割合をいう。たとえば100の原材料を使用して製品が80できれば、歩留りは80%ということである。歩留りが高いほど原材料のロスが少なく、効率がよいことになる。生産性を高める重要な方法の一つが、歩留りの向上である。それは、原材料取りの改善によるところが大きい。[森本三男] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by