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比較音楽学 ひかくおんがくがくVergleichende Musikwissenschaft; comparative musicology

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

比較音楽学
ひかくおんがくがく
Vergleichende Musikwissenschaft; comparative musicology

19世紀末にドイツで始った音楽学の一分野。 G.アドラーが,特に諸民族,諸国,諸地域の民謡を記述民族学的な目的のために比較し,その差異に従って,その性格を分類,区分することを課題とすると規定したことに始るもので,本来は,ヨーロッパ民謡をその対象の中心としたが,C.シュトゥンプや E.ホルンボステル以後,主として非ヨーロッパ音楽を対象として,歴史的,地域的に音楽を比較し,各文化間での音楽の相違や,そのあり方を実証的に研究することを目的とした。しかし,オランダの J.クンストによって「民族音楽学」という用語が提唱されてから,特にアメリカでは民族音楽学の名称のみを用いるようになっている。しかし,ドイツでは,「比較」とは,学問の方法を示すもので,分野を示すものではないとして,比較音楽学の用語を用いる場合もある。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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大辞林 第三版の解説

ひかくおんがくがく【比較音楽学】

音楽学の一部門。諸民族の音楽や楽器を比較研究する学問。民族音楽学。

出典|三省堂
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世界大百科事典内の比較音楽学の言及

【民族音楽学】より

…これは各文化(ないし民族集団)に固有の音楽表現にみられる民族性と,すべての人類の音楽行動とその所産に共通してみられる普遍性の解明を目ざしたものであった。この研究領域はそれ以前は〈比較音楽学vergleichende Musikwissenschaft(ドイツ語),comparative musicology〉と呼ばれていた。 民族音楽学はその前身である比較音楽学の研究領域をほぼ受け継いでいるが,研究対象と方法論は,個々の研究者によってさまざまに異なり,したがって,この専門分野の定義も研究者の数ほど多い。…

※「比較音楽学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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