民選議員(読み)ミンセンギイン

精選版 日本国語大辞典 「民選議員」の意味・読み・例文・類語

みんせん‐ぎいん‥ギヰン【民選議員】

  1. 〘 名詞 〙 人民が選出した議員。
    1. [初出の実例]「民選議員の萌芽を発せしは決功決功」(出典:東京日日新聞‐明治九年(1876)八月二二日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「民選議員」の意味・わかりやすい解説

民選議員
みんせんぎいん

国民によって直接に選挙された議員をいう。第二次世界大戦前の日本では、皇族華族勅任の議員で構成された非民選的な貴族院を設け、民選議員からなる衆議院勢力を抑制する政治方式をとった。戦後国会は、衆参両議院とも、成年男女の普通選挙に基づいて選挙された民選議員から構成される。イギリス上院(貴族院)は非民選議員からなるが、今日では下院庶民院)の権限が絶対であり、民主国家といえる。

田中 浩]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android