気を抜く(読み)キヲヌク

デジタル大辞泉 「気を抜く」の意味・読み・例文・類語

・く

緊張をゆるめる。「最後まで―・くな」
びっくりさせる。肝をぬく。
からくり太鼓に―・かれて」〈洒・辰巳之園
[類語]油断見過ごす見逃す見損なう見失う見落とす見損ずる見忘れる不覚不注意不用意すき目を離す目を逸らす

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「気を抜く」の意味・読み・例文・類語

き【気】 を 抜(ぬ)

  1. びっくりさせる。肝をぬく。
    1. [初出の実例]「からくりの太皷に気をぬかれて」(出典:洒落本・辰巳之園(1770))
  2. 疲れた神経をほぐす。緊張をゆるめる。いきぬきする。⇔気を入れる
    1. [初出の実例]「初め四五どの内は毎ばん行がいい。とかく此内気(キ)をぬかぬ事だ」(出典洒落本傾城買指南所(1778))

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