精選版 日本国語大辞典 「気候地形学」の意味・読み・例文・類語 きこうちけい‐がく【気候地形学】 〘 名詞 〙 地球科学の一分科。現在または過去の気候条件による外作用の性質と、それによって形成される地形との関係を研究する学問。氷河期の研究など、地史的な背景を重視する。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
百科事典マイペディア 「気候地形学」の意味・わかりやすい解説 気候地形学【きこうちけいがく】 地形学の一分野。地表の気候は緯度にほぼ平行して帯状に分帯されると同時に,海陸の分布による非帯状の分布,または高度による階層分布がある。これらに対応して気候地形区を設定し,個々の気候地形区の中でどのような浸食作用によっていかなる地形が形成されるかを体系化しようとする。帯状分布としては,極地方を中心とする氷雪気候地形区(氷食地形区)とその周辺の周氷河地形区,および中緯度〜熱帯の湿潤気候下の地形区(河食地形区)に2大別され,さらに乾燥(気候)地形区が帯状分布を破る区域として現れる。また,高度の高い山岳では,地表でみられる帯状分布が垂直方向に現れ,アルプスなどにみられるように,河食地形に続いて周氷河地形,氷食地形が高度とともに現れる。→関連項目古気候学|地形学 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報