イギリスの作家チャールズ・キングズリーが「陸の子供のためのフェアリー・テイル」A Fairy Tale for a Land Babyの副題を付して1863年に出版したファンタジー。煙突掃除の少年トムが、誤って川に落ちて水の子に変わり、水の世界でさまざまな教えを受け、真の救いを求めて遍歴する空想の物語。進化論と信仰との融合の努力が生んだ水の子の着想が、子供のための空想の物語を、昔話的なものから小説的なものに発展させたと評される。また、作者の内面の反映である肉体と精神の葛藤(かっとう)を暗示しているともいわれる。
[神宮輝夫]
『阿部知二訳『水の子』(1952・岩波書店)』
4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...