水厄(読み)すいやく

精選版 日本国語大辞典 「水厄」の意味・読み・例文・類語

すい‐やく【水厄】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 晉の王濛が茶を愛好し、来る人ごとに強いて飲ませた故事から ) 茶を無理に飲ませること。また、茶をいう。
    1. [初出の実例]「水厄〈小説語〉茶の異名なり」(出典:俚言集覧(1797頃))
    2. [その他の文献]〔洛陽伽藍記‐城南・正覚寺〕
  3. 水にかかわる災難溺死、船の沈没難船漂流など。水難
    1. [初出の実例]「こは太宰府なる天満宮の、水厄(スイヤク)風難を救はせ給ふなるべし」(出典読本椿説弓張月(1807‐11)残)
    2. [その他の文献]〔南史‐梁元帝諸子伝・忠壮世子方等〕

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普及版 字通 「水厄」の読み・字形・画数・意味

【水厄】すいやく

水害

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