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水琴窟 すいきんくつ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

水琴窟
すいきんくつ

水音を楽しむために,庭園に仕掛けられた装置。手水 (ちょうず) 鉢の排水口の下に水瓶などを伏せて埋め,その中にたまった水に,手水からの水の滴が落ちて,弦を弾くような音が聞こえるようにする。ししおどしなどと並んで,日本人の音との付き合い方を示唆しており,環境音楽への関心が高まるのと並行して話題となることが多い。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

水琴窟

底に小さなを開けた素焼きのかめを逆さにして埋め、穴から落ちる水滴の着水音が、かめの中で反響する音を楽しむ仕掛け(図)。江戸時代から始まった造園技術。琴に似た音を響かせることからこの名がついたとも言われる。

(2010-04-22 朝日新聞 朝刊 広島1 1地方)

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デジタル大辞泉の解説

すいきん‐くつ【水琴窟】

庭や茶室の外に仕組み、水滴が落下して発する、かすかな水音を楽しむ装置。縦穴を掘り、穴底に水盆と排水口を作る。素焼きの瓶の底に小さな穴を開け、瓶口を下に縦穴の中に置く。瓶の周囲と瓶底の上に小石を敷き詰める。小石の隙間を通って瓶の穴から水盆に落ちた水滴が反響して琴のような音が響く。

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大辞林 第三版の解説

すいきんくつ【水琴窟】

日本庭園の技法の一。洞窟内に水滴を落としたとき発生する反響音を庭園内で楽しむもの。一般に手水ちようず鉢の下の地中に甕かめなどを埋め込み、手水後の排水に音を生ませる形をとる。洞水門どうすいもん

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