みず‐もりみづ‥【水盛・水準】
- 〘 名詞 〙
- ① 細長い材に溝を掘って水を盛り、これを土台などにのせて、その面が水平であるかどうかを測定すること。また、その器具。みずなわ。水準(すいじゅん)。〔書言字考節用集(1717)〕
- ② 疱瘡(ほうそう)で、発病後六日目頃から発疹が増大してエンドウ大の水疱となること。
- [初出の実例]「はうさうは、水もり」(出典:新板もりづくし見立相撲(1830‐44))
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の水盛りの言及
【水準器】より
…このような測定具のない時代には,細長く浅い木箱を作って水を入れて水平面をつくり,その水平面から一定の高さに水糸(縄)を張って水平を出すという方法がとられた。このような作業を水盛りといい,この器具を水準(みずばかり)といった。準には水平,水盛りの意味があり,縄(水糸)を用いて測ることから準縄(じゆんじよう)の語が生まれ,規則,手本などの意味をもつようになった。…
※「水盛り」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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