水鏡天満宮(読み)スイキョウテンマングウ

デジタル大辞泉 「水鏡天満宮」の意味・読み・例文・類語

すいきょう‐てんまんぐう〔スイキヤウ‐〕【水鏡天満宮】

福岡市中央区にある神社祭神菅原道真。道真が京から大宰府へ流される際、川に自分の姿を映したと伝えられる場所建立。慶長17年(1612)、黒田長政によって現在の地に移転された。水鏡天神容見天神すがたみのてんじん

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日本歴史地名大系 「水鏡天満宮」の解説

水鏡天満宮
すいきようてんまんぐう

[現在地名]中央区天神一丁目

宗教法人名は水鏡神社。那珂なか川に架かる西中島にしなかしま橋の西詰南側に鎮座する。祭神は菅原道真。旧村社。「筑前名所図会」は「ミつかゝみ」とよんでいる。江戸時代の天神てんじんノ丁の町名の由来になったといわれ、「地理全誌」も同町にあるとするが、江戸時代は橋口はしぐち町にあったという認識が強かった(「続風土記」など)本殿表門名島なじま(現東区)から移したものと伝えられ、柱に小早川秀秋の家紋三つが刻んであったという。かつては那珂しよう村の四十川しじつかわの辺りにあり、菅原道真が大宰府左遷の折にここで自らの姿を映したため、のちに当社を建立し水鏡天神と号したという。橋口天神・橋口天満宮・容見すがたみ天神・四十川天神とも称した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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