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汗疱 カンポウ

デジタル大辞泉の解説

かん‐ぽう〔‐パウ〕【汗×疱】

手のひら、足の裏などにできる小さな水疱多汗症に伴うことが多い。

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世界大百科事典 第2版の解説

かんぽう【汗疱 pompholyx】

手のひら,足の裏,手足の指に,アワ粒ぐらいの大きさの小さい水疱が発生し,数日から1週間程度で,そのまま吸収されるか,あるいは皮がむけて治る皮膚病。軽いものでは,小水疱が明らかでなく,皮がむけるだけの状態である。異汗症dyshidrotic eczemaという別名がある。ふつうかゆみなどの自覚症状はない。真の原因はまだ不明である。比較的,汗の多い人にできやすいので,発汗と関係があるとも考えられているが,汗の少ない人にもみられる。

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大辞林 第三版の解説

かんぽう【汗疱】

指・てのひら・足の裏などにできる小さい水疱。多汗症に伴うことが多い。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

汗疱
かんぽう

発汗異常症」のページをご覧ください。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

汗疱
かんぽう

手のひら、足の裏、指の腹などにアワ粒大の小水疱が多発し、多くは強いかゆみがある。この水疱は数日で乾いてそのまま吸収されたり、あるいは米糠(こめぬか)様に、ときにはかなり広い範囲に皮膚がはがれて治る。春から夏に好発し、掌蹠(しょうせき)(手のひらと足の裏)に多汗症のある人におこりやすいが、ときには冬にもみられ、また、軽症では明らかな水疱はわずかで皮膚のはがれる落屑(らくせつ)だけがみられることもある。原因は多汗症に伴う発汗のうっ滞と考えられているが、外来刺激による湿疹の一種とする人もある。治療としては、せっけんの使用や外来刺激を避け、湿疹に準じた外用療法を行う。なお、白癬(はくせん)のうちで手足に生ずるものは、その症状が汗疱に似ているところから汗疱状白癬とよばれるが、本症とは別の病気である。[野波英一郎]

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世界大百科事典内の汗疱の言及

【汗腺】より

…また乳腺を一つの巨大な大汗腺とみなすこともできる。【山内 昭雄】
【汗腺の病気】
 精神性発汗で異常に発汗するものを掌蹠多汗症といい,指先や手掌,足底の皮がうすくむける状態を汗疱という。かんきつ類を多量に食べる人はその色素成分であるカロチンが汗とともに排出され,手掌,足底が黄染することがあり,柑皮症auvantiasisという。…

※「汗疱」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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