江川英文(読み)エガワ ヒデフミ

20世紀日本人名事典 「江川英文」の解説

江川 英文
エガワ ヒデフミ

昭和期の法学者 東京大学名誉教授



生年
明治31(1898)年7月19日

没年
昭和41(1966)年8月21日

出生地
東京

学歴〔年〕
東京帝大法学部〔大正14年〕卒

経歴
江川担庵公といわれた幕末の先覚者江川太郎左衛門英竜の孫。昭和11年東大教授となり、34年退官後は名誉教授、立教大教授。フランス法、比較法、著作権法など幅広い分野で活躍。学術のみならずその重厚な人柄でも知られ、国際私法学会、国際法学会、日仏法学会各理事を歴任。著作権制度審議会長も務め、35年の著作権法制定に尽力した。著書に「国際私法」「国籍法」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「江川英文」の意味・わかりやすい解説

江川英文
えがわひでふみ

[生]1898.7.29. 伊豆
[没]1966.8.21. 東京
国際私法学者。 1926年東京帝国大学法学部法律学科卒業。同年同大学助手として国際私法を専攻。 27年助教授。 32年から 35年にかけて,フランス,ドイツ,アメリカに留学。 36年教授,59年定年退官。同年立教大学教授。国際私法を国家主権から解放し,普遍主義的な私法交通を規制する超国家的な法体系とみた。学会活動,立法作業にも精力的に活躍した。主著『国際私法』 (1950,改訂版 70) ,『国籍法』 (73,山田鐐一と共著) 。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「江川英文」の解説

江川英文 えがわ-ひでぶみ

1898-1966 昭和時代の法学者。
明治31年7月19日生まれ。江川英竜の孫。辰野隆(ゆたか)の義弟専門は国際私法。昭和11年東京帝大教授,退官後立大教授。国際私法学会理事長,国際法学会理事長,著作権制度審議会会長などをつとめた。昭和41年8月21日死去。68歳。東京出身。東京帝大卒。著作に「国際私法」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「江川英文」の解説

江川 英文 (えがわ ひでぶみ)

生年月日:1898年7月19日
昭和時代の法学者。東京大学教授;立教大学教授
1966年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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