池上雪枝(読み)いけがみ ゆきえ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「池上雪枝」の解説

池上雪枝 いけがみ-ゆきえ

1826-1891 幕末-明治時代の社会事業家。
文政9年2月1日生まれ。村上華岳祖母嘉永(かえい)5年結婚し,易断で生活をささえた。また神道布教おこない,明治16年大阪に神道祈祷(きとう)所をもうける。一方,自宅に池上感化院を設立し,非行少年を保護,善導。同院は日本最初の感化院とされる。明治24年5月2日死去。66歳。大坂出身。旧姓大久保
格言など】誰をかも杖とたのまむ老の身のわけつくされぬことの葉のみち(辞世)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の池上雪枝の言及

【教護院】より

…なお,武蔵野学院には,教護事業職員養成所が付設されている。1883年,池上雪枝が大阪市に神道祈禱所を設け,そこで不良少年の保護に着手したのが,日本における感化院的施設の最初であり,留岡幸助が東京巣鴨に家庭学校(北海道家庭学校の前身)を創設したのは99年である。1890年の感化法により,感化院の設置が府県の義務とされ,府県立感化院が相次いで設けられるとともに,私立施設も増加した。…

※「池上雪枝」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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