デジタル大辞泉
「沈魚落雁」の意味・読み・例文・類語
ちんぎょ‐らくがん【沈魚落×雁】
《「荘子」斉物論の「毛嬙麗姫、人の美とする所也、魚之を見て深く入り、鳥之を見て高く飛ぶ」すなわち、人の目には美しく見えるものも、魚や鳥はこれを見て驚いて逃げる意から》魚や雁も圧倒されるほどの美人。すぐれてあでやかな美人の形容に用いる語。閉月羞花。
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ちんぎょ‐らくがん【沈魚落雁】
〘名〙 (「荘子‐斉物論」の「毛嬙麗姫、人之所
レ美也、魚見
レ之
深入、鳥見
レ之
高飛」による語で、
人間の目には美人に見えるものも、魚や鳥はこれを見て恐れて逃げるの意を、
後世転用して) 魚や雁も恥じらって姿をかくすほどの美人。すぐれてあでやかな美人の形容。
沈魚落雁閉月羞花。
羞花閉月。
羞月閉花。
※洒落本・里
風語(1772‐81頃)「
嬋娟(せんけん)たるありさま沈魚落鳫のおもひ誠に
当世の
小町」 〔通俗編‐禽魚・沈魚落雁〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
沈魚落雁
魚や雁も恥じらって姿をかくすほどの美人。すぐれてあでやかな美人の形容。
[解説] もともとは、人間の目には美人に見えるものも、魚や鳥はこれを見て恐れて逃げるという意味でしたが、後世転用されて、その美しさに魚は水の中に沈み、飛んでいる雁も落ちるという意味になりました。
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