沸湯(読み)フットウ

デジタル大辞泉 「沸湯」の意味・読み・例文・類語

ふっ‐とう〔‐タウ〕【沸湯】

煮えたつ湯。にえゆ。
火熱に触れ…―と為り」〈津田真道明六雑誌一七〉

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精選版 日本国語大辞典 「沸湯」の意味・読み・例文・類語

ふっ‐とう‥タウ【沸湯】

  1. 〘 名詞 〙 にえたぎっている湯。にえゆ。
    1. [初出の実例]「今世医家に泡(ひたし)薬の法あり。薬剤を煎ぜずして沸湯(フッタウ)にひたすなり」(出典養生訓(1713)七)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐張宗伝〕

わかし‐ゆ【沸湯】

  1. 〘 名詞 〙 火をたいてわかした風呂の湯。多く、天然温泉に対して、鉱泉入浴に適した温度まで加熱したものをいう。
    1. [初出の実例]「透き澄るばかりの沸(ワカ)し湯(ユ)身体を浸し温めて」(出典:破戒(1906)〈島崎藤村〉九)

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普及版 字通 「沸湯」の読み・字形・画数・意味

【沸湯】ふつとう

煮え湯

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