泉すず(読み)イズミ スズ

20世紀日本人名事典 「泉すず」の解説

泉 すず
イズミ スズ

明治〜昭和期の芸者 小説家・泉鏡花の妻。



生年
明治14(1881)年9月28日

没年
昭和25(1950)年1月20日

出生地
愛知県

旧姓(旧名)
伊藤

別名
源氏名=桃太郎

経歴
はじめ、桃太郎と名乗って東京・神楽坂で芸者をしていたが、のち小説家の泉鏡花と知り合い、相愛の仲になる。明治36年鏡花の友人・吉田賢竜らの援助を受けて落籍され、神楽坂2丁目で鏡花と同棲。しかし、これが鏡花の師・尾崎紅葉の怒りに触れ、一時別離を余儀なくされた。同年10月に紅葉が没すると、復縁し、晴れて結婚。なお、この頃の彼女の苦悩は、鏡花の小説「婦系図」のヒロインお蔦心理描写に取り込まれている。夫婦仲は円満であったと言い、夫の没後は東京湯島天神の境内にその筆塚を建立した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 経歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「泉すず」の解説

泉すず いずみ-すず

1881-1950 明治-昭和時代,泉鏡花の妻。
明治14年9月28日生まれ。神楽坂に桃太郎の名で芸者としてでて鏡花と知りあい,明治36年落籍され,同棲(どうせい)する。鏡花の師尾崎紅葉に叱責(しっせき)されわかれたが,紅葉の死後結婚する。「婦(おんな)系図」のお蔦(つた)には,その頃のすずの苦悩がおりこまれているという。昭和25年1月20日死去。68歳。愛知県出身。旧姓は伊藤。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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