デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「泉すず」の解説 泉すず いずみ-すず 1881-1950 明治-昭和時代,泉鏡花の妻。明治14年9月28日生まれ。神楽坂に桃太郎の名で芸者としてでて鏡花と知りあい,明治36年落籍され,同棲(どうせい)する。鏡花の師尾崎紅葉に叱責(しっせき)されわかれたが,紅葉の死後結婚する。「婦(おんな)系図」のお蔦(つた)には,その頃のすずの苦悩がおりこまれているという。昭和25年1月20日死去。68歳。愛知県出身。旧姓は伊藤。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例