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筆塚 ふでづか

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

筆塚
ふでづか

寺子屋の師匠などをしのんで,教え子たちが建てた記念の碑。筆子塚ともいう。また,使い古し供養するために建てられたのこと。寺子屋の生徒は筆子とも呼ばれていたが,長じてから資金を集めて建立した。寺子屋の師匠は,単に子供の教育を行なうばかりでなく,俳諧など地域の文化活動の中心的な人物であることが少なくなかった。このため,その死去に際して記念碑が建てられたのである。碑には寄進者の名が刻まれていることも多く,その地域の文化構造を知る金石文の一つとして注目されている。

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デジタル大辞泉の解説

ふで‐づか【筆塚】

使い古した筆の供養のために、筆を地に埋めて築いた塚。

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大辞林 第三版の解説

ふでづか【筆塚】

使い古した筆を埋め、その供養のために築いた塚。退筆塚。

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世界大百科事典内の筆塚の言及

【筆】より

… 魏晋南北朝時代の筆の実物はほとんど残されていないが,魏の韋誕の《筆墨法》や晋の成公綏(すい)の〈棄筆賦〉その他の文献によると,漢代につづいて有心筆が広く用いられたと考えられる。隋の僧智永は多くの千字文を書いたことで知られ,ちびた筆を瘞(うず)めて〈退筆塚〉を作ったという。これが筆塚の始まりである。…

※「筆塚」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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