日本歴史地名大系 「法花寺」の解説 法花寺ほつけじ 山口県:防府市東佐波令村法花寺[現在地名]防府市国分寺町国分寺の西北にある。浄戒山と号し、高野山真言宗。本尊地蔵菩薩。天平一三年(七四一)聖武天皇が発願して、諸国に設けた国分尼寺(正称は法華滅罪之寺)の流れを汲む寺院であるが、途中二度にわたり廃絶。現在の寺は国分寺の塔頭地蔵(じぞう)院の地に寺跡を移して、明治一六年(一八八三)に再興された僧寺である。天平の創建時の寺域は不詳であるが、鎌倉時代国分寺の住職であった覚順房覚恵が、国衙の目代に就任した折に再興した地は、国分寺の西側であったらしい。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by