法花寺(読み)ほつけじ

日本歴史地名大系 「法花寺」の解説

法花寺
ほつけじ

[現在地名]防府市国分寺

国分寺の西北にある。浄戒山と号し、高野山真言宗。本尊地蔵菩薩。

天平一三年(七四一)聖武天皇が発願して、諸国に設けた国分尼寺(正称は法華滅罪之寺)の流れを汲む寺院であるが、途中二度にわたり廃絶。現在の寺は国分寺の塔頭地蔵じぞう院の地に寺跡を移して、明治一六年(一八八三)再興された僧寺である。

天平の創建時の寺域は不詳であるが、鎌倉時代国分寺の住職であった覚順房覚恵が、国衙の目代に就任した折に再興した地は、国分寺の西側であったらしい。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む