津軽采女正(読み)つがる うねめのしょう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「津軽采女正」の解説

津軽采女正 つがる-うねめのしょう

1667-1743 江戸時代前期-中期武士
寛文7年6月10日生まれ。陸奥(むつ)黒石(青森県)津軽家3代。妻は吉良義央(きら-よしなか)の娘。赤穂(あこう)事件以後,江戸湾での釣りにふけり,釣りの書「河羨録(かせんろく)」をあらわした。寛保(かんぽう)3年1月25日死去。77歳。名は信房,信全(のぶたけ),政兕(まさたけ)。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「津軽采女正」の解説

津軽采女正 (つがるうねめのしょう)

生年月日:1667年6月10日
江戸時代中期の大名
1743年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の津軽采女正の言及

【釣り】より

…その後も釣りの人気は上昇を続け,文化・文政(1804‐30)から天保年間(1830‐44)にかけて隆盛をきわめた。津軽采女正(うねめのしよう)が1723年(享保8)に書いた釣魚秘伝《河羨録(かせんろく)》は,東京湾品川沖のキス釣場から神奈川側にいたる詳細な釣場,天候の見方,さお,針,おもりなどについて3巻にまとめたもので,釣りが発達していたことを示している。玄嶺老人《漁人道しるべ》(1770),里旭の丘釣手引草《闇のあかり》(1788)なども趣味の釣りの入門書で,釣具商の名譜や流派を明記した釣針なども紹介している。…

※「津軽采女正」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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