漣痕(読み)れんこん(英語表記)ripple mark

  • ×漣痕

翻訳|ripple mark

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

砂質の堆積物表面にみられるさざ波状の微地形。小規模なとが交互に配列して起伏をつくる。流水,風などの作用によって形成される。一方向流れの場合には断面形が非対称,往復運動の流れの場合には対称的となる。

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百科事典マイペディアの解説

風や水の動きによって堆積物の表面に形成される波状の模様リップルとも。一般に,砂などの中粒の堆積物に多く,の場合は少ない。波長は普通数cm〜十数cm。大規模なものは砂漣という。風成,波成,水流成などで形態が異なる。海では浅海に多いが,最近では深海でも発見されている。

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岩石学辞典の解説

日本語では漣痕と訳し,さざ波の化石といわれることがあるがこれは間違いで,リップルには様々なものがあるため最近はリップル・マークが用いられることが多い.→リップル・マーク

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

波や流水や風によってつくられた砂質堆積(たいせき)物の縞(しま)状の規則的な微起伏をいう。一般には、非対称的な形の峰と谷が多数連続している。水と空気の流れに対面する斜面は緩斜し、反対側は、やや急な斜面からなる場合が多い。また、峰の配列は、水や空気の流れに直交する傾向がある。このような特性を利用して、過去における風や水の流れの方向を判定することもできる。砂丘表面には、美しい「風紋」とよぶ砂の波形が形成されるが、これも漣痕の一種である。浅海底の砂質の部分にも形成されることが多い。この場合、波による振動流れにより、対称型断面をもつ場合がある。最近の調査によって深海底においても漣痕がみられることが判明している。[豊島吉則]

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 海岸や湖岸の地層、特に、砂岩や泥岩の表面などに見られる波状のでこぼこ。〔英和和英地学字彙(1914)〕

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