デジタル大辞泉 「流行り歌」の意味・読み・例文・類語 はやり‐うた【流=行り歌/流=行り唄】 1 ある時期、多くの人に好まれ広くうたわれた歌。流行歌りゅうこうか。2 (流行り唄)歌舞伎下座音楽で、その時々にはやった唄を取り入れたもの。世話狂言で幕の開閉や人物の出入りなどに用いる。[補説]書名別項。→はやり唄 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「流行り歌」の意味・読み・例文・類語 はやり‐うた【流行歌・流行唄】 〘 名詞 〙① 流行の小唄。[初出の実例]「世中のはやりうたに『人と契らばうすく契りて、末までとげよ〈略〉』とあり」(出典:仮名草子・竹斎(1621‐23)下)② 歌舞伎の下座(げざ)音楽で用いる、そのときの流行の唄。端唄を含め、世話狂言の幕の開閉、人物の出入りなどに用いる。[初出の実例]「トはやり唄に成り、三人先きに立ち」(出典:歌舞伎・お染久松色読販(1813)序幕)③ 一時期、多くの人に好まれ広くうたわれる歌。りゅうこうか。[初出の実例]「小声で童謡(ハヤリ)ウタを唱ひながら」(出典:多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉前) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例