浮動票(読み)ふどうひょう(英語表記)floating vote

翻訳|floating vote

日本大百科全書(ニッポニカ)「浮動票」の解説

浮動票
ふどうひょう
floating vote

選挙のたびごとに投する政党や候補者が一定しない有権者の票をいう。有権者の政党および候補者に対する支持態度が強い場合には、いつの選挙でも同一の政党、候補者に投票する。これを固定票という。しかし支持態度が弱い有権者は浮動票となり、選挙に際し危機感が高まったりイベント的な興味をひかれたりすればその政党や候補者に投票するが、そうでない場合は棄権したり選挙運動巧拙やイメージ操作によって政策的距離の近い他の政党や候補者に投票するような場合もおこる。

[堀江 湛]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「浮動票」の解説

浮動票
ふどうひょう
floating votes

選挙のたびに投票する政党や候補者を有権者が変える未確定な票をいう。固定票票田として票読みがしやすいが,浮動票は地盤などで固定されていないので,個々の選挙時における国の内外の状況や選挙運動の戦術によって投票先が変る。政党や候補者にしてみれば,選挙運動でいかに浮動票を集めるかが選挙の勝敗を握る鍵となっている。

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精選版 日本国語大辞典「浮動票」の解説

ふどう‐ひょう ‥ヘウ【浮動票】

〘名〙 選挙のとき、その時々の気分や情勢によって、支持する政党や候補者を変えたり、棄権したりする人々の票。常に同一の政党や候補者に投ぜられる固定票に対していう。浮票
※陣笠(1953)〈辻寛一〉選挙必勝虎の巻「浮動票というには余りに有難い票でなければならぬ」

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