デジタル大辞泉
「浴びせる」の意味・読み・例文・類語
あび・せる【浴びせる】
[動サ下一][文]あび・す[サ下二]
1 物を上から注ぎかけるようにする。
㋐水・湯などを勢いよくかける。「熱湯を―・せる」
㋑細かいものや光などを一面に降り注ぐ。「砲弾を―・せる」「いきなりライトを―・せる」
㋒相撲で、相手にからだをのしかける。「体を―・せる」
2 打撃を与えるような、ある行為を仕掛ける。「一太刀―・せる」「パンチを―・せる」
3 感情的な言葉や質問などを続けざまに投げかける。「非難を―・せる」「優勝力士に質問を―・せる」
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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あび・せる【浴】
- 〘 他動詞 サ行下一段活用 〙
[ 文語形 ]あび・す 〘 他動詞 サ行下二段活用 〙 - ① 湯や水などをからだにかぶらせる。
- (イ) 湯水でからだを清めさせる。浴びさせる。
- [初出の実例]「念仏の僧に、湯わかしてあびせたてまつらんとて」(出典:京大本宇治拾遺(1221頃)一三)
- (ロ) 湯水などを他にかける。
- [初出の実例]「にじりのあがりの上に花などをいけて、水をあびせたる人もありし也」(出典:利休客之次第(1587))
- ② 相手に激しく打撃を与える。
- (イ) 目的物に砲撃や銃撃を集中的に加える。「十字砲火を浴びせる」
- (ロ) 刀で上から切りつける。
- [初出の実例]「『うぬ権八』トかかる。立廻り、権八、一太刀浴せる」(出典:歌舞伎・浮世柄比翼稲妻(鞘当)(1823)二幕返し)
- (ハ) スポーツなどで、相手を激しく攻めたてる。「連続ホームランを浴びせた」
- ③ 激しい調子の言葉や態度を相手に投げかける。
- [初出の実例]「『何だい、盗人猫のやうに、〈略〉』と摺違ひに毒気を浴びせて」(出典:日本橋(1914)〈泉鏡花〉一七)
- ④ 責任、悪評、難問などを他に負わせる。
- [初出の実例]「勘定しないは家来筋、どうもしないと高を括って、わたしに浴せる気と見えるワ」(出典:歌舞伎・絵本合法衢(1810)五幕)
- ⑤ 相撲などで相手に自分の体をのしかける。
浴びせるの語誌
→「あむす(浴)」の語誌
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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