日本大百科全書(ニッポニカ) 「海の中道海浜公園」の意味・わかりやすい解説
海の中道海浜公園
うみのなかみちかいひんこうえん
福岡市東区にある海の中道に造成された国営公園。1976年(昭和51)都市公園法の改正により、自然公園と都市公園の機能をあわせもつ公園として日本で初めて建設された(国営公園としては全国で5番目)。1972年アメリカ軍から返還された博多(はかた)基地跡地を利用した計画総面積539.4ヘクタールの大規模な公園である。1981年に一部開園。その後整備を順次進め、2011年(平成23)には海の松原などが完成、2020年(令和2)には森の池エリアが完成し、開園面積は約350ヘクタールとなった。
公園全体は、テーマ別にいくつかのエリアに分けられている。具体的には、フラワーミュージアムやバラ園がある「花のエリア」、芝生広場が広がる「芝生のエリア」、自然や動物と親しめる「自然体験エリア」、遊園地施設やプールがある「遊びのエリア」、ドッグランやデイキャンプ場がつくられた「博多湾エリア」、展望台や遊歩道がある「玄界灘(げんかいなだ)エリア」、水族館や宿泊施設がある「リゾートエリア」、日本の白砂青松100選に選ばれた松林や、不定期に出現する幻の池がある「森の池エリア」である。
[編集部]