海月(読み)カイゲツ

デジタル大辞泉 「海月」の意味・読み・例文・類語

かい‐げつ【海月】

海上の空に見える月。また、海面に浮かんでいる月影
「山の端の月と共に、―も入りにけり」〈謡・
クラゲ別名。〈日葡

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精選版 日本国語大辞典 「海月」の意味・読み・例文・類語

かい‐げつ【海月】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 海上の空に見える月。海から出る月。海を照らす月。
    1. [初出の実例]「そぞろに宸襟(しんきん)を悩まされて、御泪の故と成し山雲海月の色、今は龍顔を悦ばしむる端と成て」(出典太平記(14C後)一一)
    2. [その他の文献]〔張説‐送王光庭詩〕
  3. 海に映っている月の影。
    1. [初出の実例]「遙かに照らせ、山の端の月と共に、海月も入りにけり、海月も共に入りにけり」(出典:謡曲・鵺(1435頃))
  4. ( 海に映っている月に似ているところから ) 「くらげ(水母)」の異称。〔本草和名(918頃)〕
  5. 貝「たいらぎ(玉珧)」の異名。〔薬品手引草(1778)〕

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普及版 字通 「海月」の読み・字形・画数・意味

【海月】かいげつ

くらげ

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