日本歴史地名大系 「海津城跡・松代城跡」の解説
海津城跡・松代城跡
かいづじようあと・まつしろじようあと
松代城下町の北西にある。東には
武田信玄は越後の上杉氏に備えて永禄三年(一五六〇)ここに海津城を築城。平城である。「甲陽軍鑑」では時期を天文二二年(一五三四)としているが、永禄三年六月香坂筑前守に在城料として三〇〇貫文を宛行っており(「武田信玄宛行状」高野文書)、同年九月二三日諏訪の内田監物の海津在城について被官人らの普請役を免除している(別本歴代古案)ことから、この年に築城が終了したのであろう。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報