深日村(読み)ふけむら

日本歴史地名大系 「深日村」の解説

深日村
ふけむら

[現在地名]岬町深日

淡輪たんのわ村の西にあり、北は大阪湾に臨む。村の大部分は山および丘陵地で、ほぼ中央部をおお川が北西流し、平地はその流域にある。集落大川河口部近くに集中し、孝子きようし峠越の道が、海岸線を加太かだ(現和歌山市)に至る道と分岐し集落内で、大川に沿って南行する。天平一九年(七四七)二月一一日の法隆寺伽藍縁起并流記資財帳に、法隆寺の「山林岳島等弐拾陸地」の一所に「河内国日根郡鳥取郷深日松尾山壱地」とみえる。「続日本紀」天平神護元年(七六五)一〇月二六日条に「到和泉国日根郡深日行宮」とあり、称徳天皇が紀伊国への行幸帰途、当地に設けられた行宮に至っている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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