混成岩(読み)こんせいがん(英語表記)hybrid

翻訳|hybrid

岩石学辞典「混成岩」の解説

混成岩

最初は粗面岩質マグマと輝岩質マグマの混合による複合マグマに由来した中間(intermediate)的な岩石を指した[Durocher : 1857].ハーカーは二種のマグマの混合によって形成された通常でない組成火成岩か,またはすでに固化した岩石がその後貫入したマグマによって汚染作用を受けた異常な火成岩として使用した[Harker : 1904, 1909].混成岩の汚染作用によって第二次の混成岩が形成される.ザヴァリツキイは混成岩を,(1) 火成岩のみからなる同源混成岩(cognate hybrid): この中でパウロポスト(paulopost)は侵入した岩石の固化直後に混成作用が行なわれる場合,マルトポスト(multopost)は岩石の貫入が行なわれるはるか以前に混成作用が岩石に影響している場合である ; (2) 堆積岩物質によるマグマの汚染作用による混成岩(xeno-hybrid);(3) 母岩を混合することで不均質となったマグマの貫入でできた混成岩(migmatic-hybrid).混成片麻岩(hybrid gneiss)のようなもの;に分類した[Zavaritsky : 1937].現在では複数のマグマの混合,および汚染作用と同意義の両方に使用されている[Mehnert : 1968].ラテン語のhibridaは雑種の意味.

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精選版 日本国語大辞典「混成岩」の解説

こんせい‐がん【混成岩】

〘名〙 堆積岩や変成岩が火成岩にとりこまれ、反応の結果できた中間的組成の岩石。花崗岩とその周囲の変成岩とから成るものが多く、造山帯の中心部に見られる。融合岩。ミグマタイト

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化学辞典 第2版「混成岩」の解説

混成岩
コンセイガン
hybrid rock

マグマが上昇する際に,付近の岩石を取り込み,両者の中間の化学組成になったと考えられる岩石.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

デジタル大辞泉「混成岩」の解説

こんせい‐がん【混成岩】

既存の岩石とマグマとの反応によってできた、両者の中間の化学組成の岩石。

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世界大百科事典内の混成岩の言及

【ミグマタイト】より

…混成岩ともいう。非常に高い温度の変成作用をうけると,岩石は部分的に融解し,そのマグマと高温の変成岩が混ざりあう。…

※「混成岩」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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