「おさらい」ともいう。舞踊、音曲などを稽古(けいこ)している人々が習得した技芸を発表する会をいい、指導者(師匠)が主催する。劇場などで大掛りに催すものを「大ざらい」、毎月師匠の家などで小規模に開くものを「月ざらい」、また夏季行うものを「浴衣(ゆかた)ざらい」という。江戸時代から行われ、花柳界でも定期的に開かれてきた。第二次世界大戦後は以前に比べてはでに行う傾向が目だち、近年は「温習会」とよばず、会名をつけて劇場で開催することが通常の形となった。こうした会での勉強、出演を経て、舞踊家となる。師匠も出演したり後見を務めたりするが、会の経費は門弟出演者が負担し、祝儀の金品が師匠の収入となる。
[如月青子]
初冠,加冠,烏帽子着ともいう。男子が成人し,髪形,服装を改め,初めて冠をつける儀式。元服の時期は一定しなかったが,11歳から 17歳の間に行われた。儀式は時代,身分などによって異なり,平安時代には髪を...