濡れ衣(読み)ヌレギヌ

デジタル大辞泉の解説

ぬれ‐ぎぬ【×濡れ衣】

濡れた衣服。身に覚えのない罪をいうたとえ。「その疑いは濡れ衣だ」
根拠のないうわさ。無実の浮き名。ぬれごろも。
「憎からぬ人ゆゑは、―をだに着まほしがる類もあなればにや」〈紅葉賀

ぬれ‐ごろも【×濡れ衣】

ぬれぎぬ1」に同じ。
「のがるとも誰か着ざらむ―天(あめ)の下にし住まむ限りは」〈大和・四四〉
根も葉もないうわさ。ぬれぎぬ。
「―は、なほ、え干させ給はじ」〈夕霧

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

ぬれぎぬ【濡れ衣】

濡れた衣服。ぬれごろも。
無実の罪をきせられること。 「とんでもない-だ」
根も葉もないうわさ。無実の浮き名。ぬれごろも。 「 -をのみきること、今ははらへ捨ててむと/和泉式部集」

ぬれごろも【濡れ衣】

濡れた衣。ぬれぎぬ。 「行く年を小島のあまの-かさねて袖に浪やかくらむ/新古今
無実の浮き名。無実の罪。ぬれぎぬ。 「のがるとも誰か着ざらむ-天の下にし住まむかぎりは/大和 44

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

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