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地溝 ちこう graben

翻訳|graben

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

地溝
ちこう
graben

ほぼ平行に走る2つの断層崖に限られた凹地。両側が直線状をなす山麓線を示し,凹地は一般に狭長である。地溝の中の谷を,リフトバレーという。地溝では,地震活動,重力異常,地殻,熱流量などが異常を示す。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

ち‐こう【地溝】

ほぼ平行に走る二つの断層間の、溝状に落ち込んだ細長い土地。アフリカ大地溝帯ドイツライン地溝帯などは、その大規模な例。

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百科事典マイペディアの解説

地溝【ちこう】

ほぼ平行に走る二つの断層にはさまれた地域が落ちこんで溝のようになっている地質構造アフリカ大地溝帯,ドイツ南西部のライン川の地溝などは代表的な例。日本では能登半島基部の邑知(おうち)潟地溝が有名。

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世界大百科事典 第2版の解説

ちこう【地溝 graben】

周囲に比べ相対的に沈降した細長い地塊で,その延長方向に沿う断層により周囲の地塊と区切られているもの。逆に,隆起した地塊は地塁という。日本では石川県の邑知潟(おうちがた)地溝がその代表。世界的にはライン地溝,オスロ地溝などが有名。地殻の大規模な曲隆あるいは伸張による断層運動がその成因と考えられている。本来は地質構造の用語であるが,地形にあらわれている場合には地形に対して用いることもある。また最近,大規模でかつ地形的に明瞭な場合はリフトバレーrift valleyという用語を用いることが多い。

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大辞林 第三版の解説

ちこう【地溝】

地塁に対し、平行する二つの断層群によって断ち切られ、溝状に落ち込んだ凹地。アフリカ大地溝帯やライン川の地溝帯などはその大規模な例。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

地溝
ちこう
grabenrift

地層の両側を断層あるいは断層群によってくぎられ、その間が周囲に対して相対的に落ち込んだ細長い地帯。大規模な地溝はとくに地溝帯rift zoneとよばれる。地溝や地溝帯は多くの場合、正断層群によって形成される。地溝の両側の正断層はいずれも地溝側に傾斜した断層面をもつ。正断層が片方にしか存在しないものは半地溝とよばれる。現在でも活動している地溝帯のなかには、中央海嶺(かいれい)に接続し、全地球的なプレートシステムの一部を構成しているものもある。アフリカ大地溝帯はその代表例で、アフリカ大陸が割れて両側に離れつつあり、将来は海水が浸入して東アフリカ海という海が形成されると考えられている。[伊藤谷生・村田明広]

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世界大百科事典内の地溝の言及

【谷】より

…紀ノ川,吉野川などの谷はその代表例である。ほぼ平行する2本以上の断層によって切られ,陥没した細長い低地を地溝という。東アフリカ地溝帯,ライン地溝帯のようにきわめて大規模なものがある。…

【断層地形】より

…断層の一方の地塊が傾いていると,断層谷の平面的形態や横断面の形態は非対称となり,断層角盆地とよばれる低地ができるが,濃尾平野や中央構造線に沿う和歌山,徳島の平野はその典型例である。両側を断層で限られた細長い凹地が地溝であるが,東北地方の内陸盆地や京都盆地,奈良盆地などは代表的な例である。とくに幅が数十m以下の小規模なものを小地溝といい,正断層や横ずれ断層に伴われることが多い。…

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