火打山(読み)ヒウチヤマ

精選版 日本国語大辞典 「火打山」の意味・読み・例文・類語

ひうち‐やま【火打山】

  1. 新潟県南西部にある妙高火山群の最高峰。標高二四六二メートル。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「火打山」の意味・わかりやすい解説

火打山
ひうちやま

新潟県南西部の妙高(みょうこう)火山群中の最高峰。標高2462メートル。山体は第三紀の深海層からなる角閃(かくせん)石玢岩(ひんがん)が差別侵食を受けて、頂上部は三角錐(すい)をなしており、中頸城(なかくびき)と西頸城の郡境をなし、日本海、北アルプスなどの展望が優れている。焼山(やけやま)と並んで妙高戸隠連山国立公園中の名山として、夏季は登山客でにぎわう。登山口には妙高山麓(さんろく)の笹ヶ峰(ささがみね)牧場から高谷池(こうやいけ)ヒュッテに出る縦走路がある。

[山崎久雄]

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百科事典マイペディア 「火打山」の意味・わかりやすい解説

火打山【ひうちやま】

新潟県南西部にある山。標高2462m。新潟県の中での最高峰。妙高山,焼山を含めて頸城(くびき)三山と呼ばれる。山頂付近には高層湿原広がり高山植物が豊富。妙高戸隠連山国立公園に属し,日本百名山にも選ばれている。

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世界大百科事典(旧版)内の火打山の言及

【焼山】より

…標高2400m。妙高山(2446m)や火打山(2462m)などからなる妙高火山群中唯一の活火山である。山体は,第三紀層の基盤を角セン石安山岩の溶岩や火山砕屑流(さいせつりゆう)堆積物などが覆う。…

※「火打山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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