デジタル大辞泉
「這松」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
はい‐まつ はひ‥【這松】
〘名〙
① 枝ぶりが地をはっているようにみえる松。
※左千夫歌集(1920)〈伊藤左千夫〉明治三八年「この松を見てを吾れ知る這松の
舞子の松は卑しくありけり」
② マツ科の常緑低木。北海道、本州中部以北の高山帯に生え、南アルプスの光岳が南限とされる。幹は屈曲して
地上をはい、径二〇センチメートル、長さ一五メートルに達する。樹皮は黒褐色。若枝は赤褐色の短毛を
密布する。葉は針形で五本ずつ束生し、長さ三~九センチメートル。
雌雄同株。六月、新枝の
下部に
暗紅色の雄花を
楕円形に
密生、雌花は新枝の
上部に二~三個つく。
松かさは卵状楕円形で長さ三~五センチメートル。いざりまつ。
※大和本草批正(1810頃)
一一「甲州金峰山にはひまつあり」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報