精選版 日本国語大辞典 「炎荒」の意味・読み・例文・類語 えんこうエンクヮウ【炎荒】 はるか南の果てにあると想像されていた太陽の熱のきわめて強い国。東方の扶桑(ふそう)、西方の虞淵(ぐえん)、北方の弱水に対していう。[初出の実例]「東は扶桑(ふさう)に至り、西は虞淵(ぐえん)に至り、南は炎光に至り、北は弱水に至る」(出典:延喜式(927)祝詞)[その他の文献]〔傅玄‐述夏賦〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「炎荒」の読み・字形・画数・意味 【炎荒】えんこう(くわう) 南方僻遠の地。唐・柳宗元〔弟宗直を祭る文〕炎里、毒充塞す。汝已に久しくめるに、此(ここ)に來(きた)りて吾(われ)にふ。~一寐(いちび)覺めず、(すなは)ち古人と爲る。たる上天、豈に此の痛(かな)しみを知らんや。字通「炎」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報