無水鍋(読み)むすいなべ

日本大百科全書(ニッポニカ)「無水鍋」の解説

無水鍋
むすいなべ

アルミニウムの鋳物でできている厚手の鍋。水を加えなくても、材料に含まれている水分で調理できることからこの名がついたというが、この名称は日本食生活改善指導会の登録商標である。したがって同じような鍋でも万能鍋として市販されているものや、厚手アルミニウムにステンレス被膜を施したアメリカ製(ビタクラフト)、鉄をステンレスで挟んだイタリア製(トレフォイル)なども出回っている。使い方は普通の鍋と変わらないが、焼いたり、いためたり、炊飯器、蒸し器、天火などとしても使うことができる。厚手なので熱効率がよく、保温性にも優れており、なかには蓋(ふた)をフライパンや浅鍋として使用できるものもある。

[正木英子]

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精選版 日本国語大辞典「無水鍋」の解説

むすい‐なべ【無水鍋】

〘名〙 厚手で、重い蓋付きの鍋。熱が全体から伝わり、蒸気が対流するので、材料によっては水なしでも蒸し上がるところからの名。商標名。

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食器・調理器具がわかる辞典「無水鍋」の解説

むすいなべ【無水鍋】

本体とふたがぴったりと合い、またふたが重いので、蒸気が逃げないようになっている厚手のアルミニウム合金製の特性を生かして蒸す・煮る・炊飯蒸し焼きに用いるほか、炒める・焼く・揚げるなどの用途にも広く対応する。ふたは浅型の鍋としても使える。株式会社日本食生活改善指導会の登録商標。◇食材に含まれている水分だけで水を加えずに料理する無水料理が可能なことから。

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デジタル大辞泉「無水鍋」の解説

むすい‐なべ【無水鍋】

ふた・鍋本体とも厚さ4ミリほどのアルミ合金製の鍋。素材のもつ水分を使った無水調理のほか、焼く、煮る、ゆでる、揚げるなど多用途に使える。
[補説]商標名。昭和28年(1953)に開発された。

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